colourise.sg – 色鮮やかにによみがえれ

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Colourise.sg: (March 3, 2019) Retrieved from https://colourise.sg/

シンガポールの政府テクノロジー局(The Government Technology Agency of Singapore: GovTech) のData Science and Artificial Intelligence Divisionによるプロジェクトでシンガポールの白黒写真をアップロードすると写真に色付けをしてくれるというサービスです。

GovTechは2016年10月に情報通信開発庁 (Info-communications Development Authority:IDA)から公共部門の情報化を推進する部門を分離し、設立されました。2017年5月には、スマートネイション&デジタル政府グループ(Smart Nation and Digital Government Group)が設立されたのを機に首相府の元に設置され、各政府系機関と連携しながら、安全なデジタルサービスの構築、セキュリティ構築を担当することとなりました。

以前紹介したParking.sgもGovTechによって開発されたMobile Appです。

Data.gov.sgのblogには、colourise.sgの開発チームがどのように開発をしたのかが書かれていました。白黒写真に色を付けるというサービスは新しいサービスではありません。基本的に、i) 白黒写真からオブジェクトを抽出する、ii) 白黒部分に色をつける、という2つのタスクを行っています。以前のものは、アメリカの大学のイメージデータセットをもとに作成されており、シンガポールの古い写真に色付けをするのには適したデータセットではないようです。そこでチームはシンガポールの古い写真にあった色付けをできるようにシステムに色付けを学習させたそうです。

というわけで、自分の XX年前の写真を白黒に変換して、実際に色付けをしてもらいました。こちらが元写真。

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左が白黒に変換して colourise.sgにアップロードした画像で、右が colourise.sgが色付けをしてくれたものです。正確な色ではないけれど、雰囲気はあっていると思います。

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References:

GovTech: Newly-launched GovTech to Transform Public Service Delivery with Citizen-centric Digital Services and Products
https://www.tech.gov.sg/media/media-releases/newly-launched-govtech-to-transform-public-service-delivery-with-citizen-centric-digital-services-and-products

Data.gov.sg Blog: Bringing black and white photos to life using Colourise.sg — a deep learning colouriser trained with old Singaporean photos
https://blog.data.gov.sg/bringing-black-and-white-photos-to-life-using-colourise-sg-435ae5cc5036

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OnePA

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OnePA:  (2019, March 3) Retrieved from https://www.onepa.sg/

1954年にリークワンユーによって設立された人民行動党(People’s Action Party)は、1965年、マレーシアから独立シンガポール建国以降、政党与党の座にあります。その人民行動党の政府を活動を支え、市民活動と連携を保つためにThe People’s Association (PA)という法定機関が1960年に設立されました。People’s Association が最初に行ったのは、コミュニティークラブの設立です。現在、シンガポールには108のコミュニティクラブがあります。

コミュニティークラブを利用するには、メンバーカードが必要です。そのメンバーカードが、PAssion Card です。2009年からは、シンガポールの公共交通機関を利用する際に必要となるEZ-Linkカードと併用して利用できるようになりました。PAssion Card は、Cold Storage やGiantといったスーパーマーケットや、Guardianというファーマシーでポイントカードとしても使えます。

コミュニティークラブではさまざまなコースがあり、シンガポール国民や永住権保持者(Permanent Residence: PR)であればSingPassを利用してログインし、オンラインからコースの予約ができます。PAssion Cardメンバーには値引きがあります。コミュニークラブで開催されているコースの中には、以前紹介したSkillsFuture のコースとして認定されているものもあり、SkillsFuture Creditを利用してコース費用を払うこともできます。

先日PAssion Card のMobile App のプロモーションがあったので、ダウンロードしてみました。いまのところ、コミュニティークラブで開催されているコース一覧を閲覧したり、プロモーションなど情報を閲覧するための情報ポータルのようなものです。コースを予約できるようになれば便利ですよね。
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References:

National Library Board Singapore: People’s Association
http://eresources.nlb.gov.sg/infopedia/articles/SIP_2013-10-18_183012.html

People’s Association: PAssion Card
https://www.pa.gov.sg/our-programmes/passion-card

 

 

Smart Tray Return Robots

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シンガポールでは、国営住宅が集まるところや、ショッピングセンターにはHawker Centreというフードコートがあります。
行ったことがある人はわかりますが、多くの人が食事をしたあとの食器を回収棚に戻さず、そのままテーブルの上に置きっぱなしにしています。

学校のフードコートでは多くの学生が食器を回収棚に戻しているのに、なぜ大人になると、外のフードコートでそういうことができなくなるのでしょうか。

フードコートにはだいたい清掃員が雇われていて、食器を回収してテーブルをきれいにしてくれます。フードコートに入っている飲食店は、この清掃費代というものを払っていて、フードコートで食事を注文した際には、その食費に清掃費代も含まれているそうです。なので、食事を終えた後、清掃費代を払っているのになんで自分で片づけなくちゃいけないのか、また、自分で片づけたりしちゃったら清掃員の仕事がなくなるじゃないか、というのが片づけない人の言い分です。

フードコートでトレーを回収棚に戻そうというキャンペーンは、私の知るところで10年以上前から。もっと古くからいる友達は、20年以上も前から同じようなキャンペールをしていると言っています。

そこで登場したのが、スマートトレーリターンロボット。
ロボットがフードコート内を巡回しているので、わざわざ食器の回収棚まで食器をもっていかなくても、このロボットに渡せばいいというもの。
センサーがあるので、人がロボットに近づくと止まってくれます。

2016年10月に Punggol Plaza のフードコートでテスト運用され、それから他のフードコートでも導入されているようです。導入された当時は、面白がってロボットにトレーを返している人がたくさんいましたが、今日みたらロボットは暇そうでした。
もう飽きちゃったのかしら。。。

 

References:
Straits Times: Smart Tray Return Robots at Koufu at Punggol Plaza

SkillsFuture

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SkillsFuture. (2019, February 15) Retrieved from http://www.ssg-wsg.gov.sg/new-and-announcements/11_Feb_2019.html

SkillsFuture はシンガポール国民にスキル向上の機会を与える運動で、2015年に始まりました。2015年2月に発表された予算案では、スキル向上を目的とした教育や研修を受けるための費用が国から支給されるという SkillsFuture Credit が盛り込まれ、2016年度から、25歳以上のシンガポール国民対して一人500ドル支給されました。これにより、2018年度には46.5万人が研修の補助金を得たそうです。

SkillsFuture Account は、MySkillsFuture のWEBサイトから確認できます。また、受けられる研修や スキル向上に役立つような e-Book なども閲覧できます。

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MySkillsFuture. (2019, February 15) Retrieved from https://www.myskillsfuture.sg/

また、SkillsFuture では、Skill Framework を産業改革マップ (Industry Transformation Map)のもと発表しています。産業変革マップとは、2017年2月に未来経済委員会(Future Economy Council:FEC)が23業種ごとに抱える課題を解決することを目的として作成されました。

Skill Frameworkでは、職種・職務内容・キャリアパスを分類明確化し、それぞれに必要なスキルなどをリストアップすることによって、シンガポール内で共通の言葉でスキルについて説明することができるようになります。例えば、データサイエンティストという職種について話すときに、ある人はデータの可視化を主にする仕事と思い浮かべるかもしれないし、他の人はプログラマーを思い浮かべるかもしれません。そこで、データサイエンティストとはどういう仕事でどういうスキルがある人のことかを、このフレームワークで定めることにより、データサイエンティストといえば、みんながその職種の仕事内容・スキルを理解して話すことができるようになります。また、データサイエンティストを育成するためのトレーニングを行いたいという場合には、ここで定められているスキルをマスターできる内容のトレーニングを開催する必要があります。

Skills Framework のページをスクロールダウンすると、 「Which are the sectors?」 というセクションがあります。ここで自分の将来希望する、もしくは現在働いている業種を選んでクリックしてみてください。

ssg3 Skills Framework. (2019, February 15) Retrieved from http://www.skillsfuture.sg/skills-framework

私はIT系なので、Infocomm Technology の業種に行くとSecurity / Support / Infrastructure / Data / Professional Services / Software and Applications / Sales and Marketingの7つのセクターに分かれており、さらに119の職種が記載されています。

あなたの現在/将来希望する職種は何ですか?

 

References:

SkillsFuture Singapore
http://www.ssg-wsg.gov.sg/

My SKillsFuture
https://www.myskillsfuture.sg

Skills Framework
http://www.skillsfuture.sg/skills-framework

myCPF

1955年に設立されたシンガポールの年金制度は、中央積立基金 (Central Provident Fund: CPF)と呼ばれるもので、お給料から天引きされたお金が個人のCPFの口座に積み立てられ、定年時に積立金全額プラス利子の受給があるという制度です。

CPFには3つアカウントがあります。
Ordinary Account (OA) - 家、保険、投資、教育費などに使える
MediSave Account (MA)​ – 入院費や一部の医療関係に支払いに使える
Special Account (SA)​ – 定年になるまで引き下ろし不可

家の購入の際にCPFからお金を使いたかったり、医療関係の支払いでCPFからお金を使いたい場合には、CPFの残高証明が必要となります。 2004年1月から開始された my CPF Portal (www.cpf.gov.sg) では、残高証明を自分でプリントアウトすることができます。

2018年3月から、Mobile App が利用可能になり、現在の積立金額や月々の積立金額履歴が閲覧できるようになりました。

CPF は政府系組織で初めて PayNow への対応をスタートさせました。55歳以上のCPF加入者は自分が積み立てた積立金からの一部が利用可能となります。そこで、2018年3月から、55歳以上のCPF加入者は、積立金の引き下ろしにPayNowが利用できます。

またCPFでは、Special Accountにキャッシュで追加の積立をすると所得控除され、利子も増えるので、追加積立を推奨しています。PayNow に対応しているDBS/POSB, UOB, OCBC, Standard Chartered Bank, Maybank または Bank of Chinaの銀行口座から追加積立できます。

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myCPF: (2019, February 10) Retrieved from http://www.cpf.gov.sg

試しに、PayNow QRを利用して 500ドルを自分のSpecial Account に転送します。リクエストをするとQRコードが表示されるので、上記のPayNowに対応しているMobile App からQRコードを読み込み転送終了です。

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myCPF: (2019, February 10) Retrieved from http://www.cpf.gov.sg

* QRコードは加工して読めなくしてあります。

OCBC PayAnyone Mobile Appを利用して、OCBCの口座から転送してみます。OCBCは、一番最初にCPFのPayNow に対応した銀行です。(OCBCは、2016年5月、東南アジアで最初に Open API platform に対応した銀行で、積極的にAPIの公開をしています。)

転送が終了というメッセージがでたので、myCPF Mobile App にログインして確認してみましたが、残高に変更なし。。。PayNow を使っているからといって、すぐに転送が完了するわけではないようです。

myCPF Portal の e-Service にある My Activities で確認すると、私の転送は Pending Approval (承認待ち)になっていました。ちょっと不安。。。でもシンガポールのシステムだから大丈夫かな。

**追記**
翌朝、登録したメールアドレスに転送が承認されたとメールがありました。そして、私のSpecial Accountに$500加算されていました。

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References:

Central Provident Fund Board
https://www.cpf.gov.sg/

NCS Pte. Ltd.: Bridging the Digital Divide
https://www.ncs.com.sg/documents/20184/73726/Bridging+the+Digital+Divide_CPF+%28062009%29.pdf/b80dbe82-a790-4f88-aec4-0e0ab2eb99bc

Channel News Asia:CPF members can receive lump sum withdrawal via PayNow: Vivian Balakrishnan
https://www.channelnewsasia.com/news/singapore/paynow-cpf-lump-sum-withdrawal-vivian-balakrishnan-10002932

OCBC Group: OCBC Bank and CPF Board’s PayNow collaboration off to a strong start
https://www.ocbc.com/group/media/release/2018/ocbc_bank_and_cpf_boards_paynow_collaboration_off_to_strong_start.html

myTax Portal

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myTax Portal. (2019, February 9) Retrieved from https://mytax.iras.gov.sg/

シンガポールの納税は源泉徴収ではなく、所得を得ている個人が前年度1月から12月の所得を、翌年の4月に申告する必要があります。シンガポール税務当局(Inland Revenue Authority Of Singapore: IRAS)のほうから、ショートメッセージで申告要求される場合と、特に前年度と同じであれば、申告必要なし (No Filing Requirement)の連絡がきます。

納税関係のサービスは、IRASの myTax Portal から利用できます。このmyTax Portal は2004年から試験的に公開され、2007年から一般にサービスが提供されました。ログインには SingPass が必要です。

過去3年の申告履歴 を閲覧すると、 2019年度の税金の支払い金額については、申告の必要なし と記載されています。

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月々の税金の支払いは、ほとんどの人はGIRO(口座自動引落し)を利用します。支払い履歴や、未払いの税金の残高も確認できます。

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IRAS からは Mobile App は提供されていないようです。Mobile App があったとしても年に1回、納税の時しか使わないかもしれないですね。

 

Reference:

IRAS: Tax Season 2019
https://www.iras.gov.sg/irashome/TaxSeason2019/

National Archives of Singapore: SPEECH BY MRS LIM HWEE HUA,MINISTER OF STATE FOR FINANCE AND TRANSPORT, AT THE OFFICIAL LAUNCH OF MYTAX PORTAL, 28 JUNE 2007, 4.00 PM AT REVENUE HOUSE
http://www.nas.gov.sg/archivesonline/speeches/view-html?filename=20070628983.htm

 

NLB Mobile

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シンガポールには、国立図書館庁: National Library Board (NLB) のもと26ヵ所に図書館があります。以前から 貸出履歴確認などの e-Services があり、利用者名+NRIC+誕生日を入力してNLBの e-services にログインをしていました。2015年2月からは、 新しく登録したmyLibrary IDとパスワードを利用するように変更され、現在は SingPass からでもログインできます。

2014年9月、Mobile Appが提供され、smartphone から図書館の本についているバーコードを読み込むことにより、貸出記録をつけることができるようになりました。通常は、図書館のカウンターでバーコードを読み込んで本を借りるのですが、Mobile Appを利用すれば、カウンターに並ばなくてもすみます。この Mobile App には、myLibrary IDとパスワードでログインするようになっています。

また、電子書籍リーダーがなくても、携帯から本を読んだり、オーディオブックを聞くことができます。eLearning をクリックすると、Linda.comにリダイレクトされました。

アカウントサービスには、貸出履歴の確認のほか、読みたい本がどの図書館の支店にあるのかを探し、近所の図書館まで配達してもらう予約本お取り置きサービスもあります。

お取り置き本の状況は、以下のように確認できます。例えば、私がお取り置きを依頼している本は、現在指定した図書館の支店に移送中だそうです。

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本のコレクションは、カウンターに行かなくても、図書館の外にあるロッカーから受け取れます。

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Mobile App のアカウントサービスの右上に、ポイントが表示されています。これは、本を1冊借りると1ポイント追加され、4ポイント集めるとブックバグカードと交換できます。

ポイントを交換すると、登録してあるメールアドレスに、ブッグバグカードをもらうためのQRコードが届きます。

図書館においてるブッグバグの交換機でQRを読み込ませると、カードがもらえるという仕組みです。

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子供たちにとても人気で、同じカードがでたときには、友達同士で交換するなどしてブッグバグカード集めを楽しんでいます。カードをもらうには図書館に行かないといけないので、以前よりももっと図書館に行くようになった気がします。

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References:

NLB labs: Borrow library books with your smartphone!
http://www.nlb.gov.sg/labs/borrow-library-books-with-your-smartphone-2/

National Library Board: Mobile Guide
https://www.nlb.gov.sg/static/nlbmobileguide/

Book Bug – Bug List
http://www.nlb.gov.sg/discovereads/book-bugs/list/

Touch’n Go

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マレーシアに来ているので、マレーシア発の e-Wallet を紹介します。Touch’n Go は日本のパスモのような smart card で、1997年から高速の料金所や、電車やチケットの購入などに使われています。

↓は映画館のチケット販売機での写真です。

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2018年の始め、マレーシアの中央銀行 Bank Negara Malaysia が、Touch’n Go のe-Wallet 開始にゴーサインをだしたというニュースがありました。少しずつバージョンアップがされているようですが、現在のMobile Appは、Touch’n Goカードの残高管理、e-Wallet の機能の他、QRコードを利用してのTaxiの支払い機能、RFID追跡機能もあります。

まずインストールして登録画面に行くと、シンガポールかマレーシアの国コードが表示されるので、マレーシアとシンガポールに住んでいる人を対象としているようです。

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まずはe-Wallet 機能、例えば、10マレーシアリンギットをe-Walletに追加したい場合(リロードする場合)、

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クレジットカードから追加するか、マレーシアの主な銀行口座から追加できます。

この Mobile App に2019年1月から、RFID (Radio-Frequency Identification)の追跡機能が追加されました。

Touch’n Go カードはもともと名前の通り、高速の料金所などでカードを接触させ支払いをしてから通りすぎるために使われていました。いちいち料金所で止まらないといけないため、料金所での渋滞を減らせません。その後、Smart Tag が利用され始めましたが、これもセンサーが弱いとゲートが開かないことがあり、あまり広く使われていません。そこで、マレーシア政府はRFID方式に移行することにしました。Smart Tagには電池が必要ですが、RFID方式は、車両にステッカータイプのRFIDタグを貼り付けるだけで、電池交換は必要ありません。この車両にはるRFIDタグの利用は、Touch’n Go e-Wallet の利用者で、マレーシアで登録されている車のみです。

将来的にシンガポールで登録されている車も登録可能かどうかはわかりません。当面、私はTouch’n Go e-Waller は利用できそうですが、RFID追跡機能は使えなさそうです。

シンガポール登録の車によるマレーシア国内で犯した交通違反の罰金滞納件数が膨らんでいるというニュースはたまに聞くのですが、シンガポール登録の車もRFIDタグの利用を義務化させれば、シンガポール登録の車による交通違反の罰金滞納の問題も解決できるのではないでしょうか。

 

References:

Touch’n Go: Mobile Payment
https://www.touchngo.com.my/html/mobile_payment.aspx

Marketing: Touch ‘n Go gets green light in launching mobile e-wallet
https://www.marketing-interactive.com/touch-n-go-gets-green-light-in-launching-mobile-e-wallet/
New Straits Times: Touch ‘n Go to launch RFID system in Jan 2019
https://www.nst.com.my/cbt/2018/09/414053/touch-n-go-launch-rfid-system-jan-2019

 

 

 

 

Beat the Jam

シンガポールは何かと物価が高いので、マレーシアのジョホールバルに住んで、シンガポールに出勤&登校する人たちもいて、通勤時間帯はそれなりに混みます。毎朝出国&入国を繰り返すわけで、それぞれの入管の混み具合は、国をまたいで通勤通学している人にはとても重要です。

そこで入管の混み具合をチェックできるいくつかのMobile App から Beat the Jam を紹介したいと思います。

まず、シンガポールからジョホール、またはジョホールからシンガポールに行くとき、だいたい入管をどれくらいで通過できるか確認できます。

週末はとくに入管は混むのですが、今週末は特別です。
今年は2月4日(月)が旧正月前日。祝日は旧正月初日と2日目だけですが、学校やオフィスはだいたい旧正月前日は半日営業となるので、月曜日の午前中に休みをとると5日連休となります。そこで、1日の金曜の夕方からシンガポールからマレーシアへの帰省が始まりました。通常、旧正月の前日は、多くの中華系の家族は家族みんな集まって食事(Reunion Dinner)をするので、それに間に合うように帰省がはじまるのです。

入管は2箇所あり、ジョホール市内にいく方はCauseway、ジョホール市内を通らない方は2nd Link。Causewayでは土曜日の朝3時の時点で渋滞が始まっており、午後2時でも入管を通過するのに3~4時間かかっているようです。

Liveカメラと、Google Mapからも混み具合が確認できます。

他にはマレーシアリンギットとシンガポールドルの為替情報や、マレーシアのガソリンの値段もあります。

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24時間の混雑予想もでているのですが、7日前の混雑具合との比較なので、旧正月の場合は当てにならないかも。旧正月の場合は過去の旧正月前後の情報を参考にしたほうが正確だとおもいます。

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References:

Mortorist.sg: The Best and Worst Times to Drive to Malaysia This CNY
https://www.motorist.sg/article/350/the-best-and-worst-times-to-drive-to-malaysia-this-cny

Healthy 365

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Healthy 365はシンガポール保健省傘下の政府機関、健康促進局 (Health Promotion Board) から提供されているMobile Appで、スマートブレスと連携して使います。スマートブレスで計測する歩数や心拍数を携帯からシンクロすることによって健康管理をするアプリです。歩数や身体活動量 (MVPA)はポイントに換算され、同じアプリを利用している人同士でポイントのランキングがでます。

アプリ自体はどこにでもありそうなアプリですが、重要なのは、Healthy 365 app が国をあげての健康促進運動に使用されていることです。

まず、Healthy 365をダウンロードして登録すると、スマートブレスがタダで国から支給されるのです!チャレンジに登録すると、どこの郵便局でスマートブレスを受け取ればいいのか mail で連絡があるか、または、会社でチャレンジを開催している場合、会社に登録された分のスマートブレスが配布されます。

現在は、National Steps Challenge Season 4 が2018年の10月末から始まっており、これは国レベルのチャレンジで誰でも参加できます。同時に2019年1月からコーポレートチャレンジも開催されており、勤め先の会社内のチャレンジにも参加できます。これは、指定された会社コードを入力して参加するので、その会社の社員だけが参加できるチャレンジ。同時に両方のチャレンジに参加することもできます。

コーポレートチャレンジには、393の会社や学校、組織が参加しています。(そのうち公共団体は302)。その中で、自分が所属している団体が何位なのか、また企業内チャレンジでは所属している部署が何位なのか確認することができます。

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また、歩数や身体活動量(MVPA)から換算されたポイントは、スーパーやフードコートで使えるクーポンに引換えてもらうことができます。

例えば、1日1万歩以上あるくと最高で40ポイントもらえ、合計で750ポイントためると5ドルのクーポンに引換えることが可能です。

その他、National Steps Challenge (NSC) 参加者に抽選で、シンガポール航空ビジネスクラスでいくニューヨークまでのペア航空券が当たります。

2015年10月に公開された Mobile App ですが、情報通信メディア開発庁 (Infocomm Media Development Authority:IMDA) によると2017年3月の時点で210,000ダウンロード、NSC 参加者は156,000にものぼります。シンガポールの人口は約561万人、うち0 – 19才の人口を除くと大人は440万人。20人に1人がこのHealthy 365 をダウンロードしていることになります。

References:

Health Hub: Healthy 365 app
https://www.healthhub.sg/apps/25/healthy365

Health Hub: National Steps Challenge ™ Season 4 is Here!
https://www.healthhub.sg/programmes/37/nsc

IMDA: Stepping Up to the Healthy Challenge
https://www.imda.gov.sg/infocomm-and-media-news/buzz-central/2016/6/stepping-up-to-the-healthy-challenge