シンガポールでは、国営住宅が集まるところや、ショッピングセンターにはHawker Centreというフードコートがあります。
行ったことがある人はわかりますが、多くの人が食事をしたあとの食器を回収棚に戻さず、そのままテーブルの上に置きっぱなしにしています。
学校のフードコートでは多くの学生が食器を回収棚に戻しているのに、なぜ大人になると、外のフードコートでそういうことができなくなるのでしょうか。
フードコートにはだいたい清掃員が雇われていて、食器を回収してテーブルをきれいにしてくれます。フードコートに入っている飲食店は、この清掃費代というものを払っていて、フードコートで食事を注文した際には、その食費に清掃費代も含まれているそうです。なので、食事を終えた後、清掃費代を払っているのになんで自分で片づけなくちゃいけないのか、また、自分で片づけたりしちゃったら清掃員の仕事がなくなるじゃないか、というのが片づけない人の言い分です。
フードコートでトレーを回収棚に戻そうというキャンペーンは、私の知るところで10年以上前から。もっと古くからいる友達は、20年以上も前から同じようなキャンペールをしていると言っています。
そこで登場したのが、スマートトレーリターンロボット。
ロボットがフードコート内を巡回しているので、わざわざ食器の回収棚まで食器をもっていかなくても、このロボットに渡せばいいというもの。
センサーがあるので、人がロボットに近づくと止まってくれます。
2016年10月に Punggol Plaza のフードコートでテスト運用され、それから他のフードコートでも導入されているようです。導入された当時は、面白がってロボットにトレーを返している人がたくさんいましたが、今日みたらロボットは暇そうでした。
もう飽きちゃったのかしら。。。
References:
Straits Times: Smart Tray Return Robots at Koufu at Punggol Plaza